音楽チュートリアルYoutubeを見てると、すごく難しいことを軽々とやってることが多い。特にピアノ!
あんまり軽々と演奏するから、あ、これなら僕にもできるな。と思って取り組むわけ。
楽しいし、しつこく練習してればそれなりに弾けるようになる。
でも、ピアノって、そればかりやってると下手なりに出来てしまうのが実は問題である。
基礎的な力がない人(僕だ)が練習して特定の指の動きに慣れても、セッションでは活用できない。残念ながら時間の無駄。ということになる。独学してると回り道になることが多いね。(先生についたら上手く行くかどうかは別の問題)
メトロノームを使った演奏もそうだ。(Youtubeリンク一つ目参照)
Youtubeの先生方は当たり前のようにメトロノームを使い、全くリズムを失うこともなくテーマワンコーラス+アドリブ1、2コーラスを弾いてしまう。
これって本当すごい。やってみるとめちゃくちゃ難しい。
前に真似してみたら数小節でズレた。特にダブルタイムが難しい。メトロノームを60bpmに合わせて120bpmで曲を演奏するのだ。無理ゲーってやつだ。
練習にならない。「今は無理だがいつかは何とかしなければならない」課題として認識し、しばらく放置プレイしていた。
先週久しぶりにやってみたら、無理ゲーってほどでもなかった。ワンコーラスくらいはギリギリ弾ける。メトロノームは裏拍とみなすと楽しい。表拍より難しいけど。
しばらく練習してみたら、セッションでロストするシビアさが再現できたことに気が付いた。アドリブに入ると、100%リズムからズレる。自分がどこにいるか分からない。あ!これや!これがロストや!
iRealProだとこの感覚は得られない。リズムとコードが全くぶれず、確実に進行してる。なんと親切だ。小節の頭が分かりやすい。2、4拍目しか出さないメトロノームのなんと不親切なことよ。
セッションの現場では何とかベースとドラムがリズムを取り繕ってくれるけど、メトロノームだとそれもかなわない。でも、そこがいい。
なかなか実践的な基礎練習だと思うのである。