テレビで東京ジャズ見て

NHK BS プレミアムで深夜放送していた。チック・コリア年取ったけどカッコいいね。よかった。

見ててふと思った。

カマシ・ワシントンとかチック・コリアとかチャールズ・ロイドとかのバック・ミュージシャンを、普段お世話になってるセッションホスト(特にプロ)の皆さんと脳内で差し替えてみたら、全然違和感ないんだよな。全然OKである。見事にやってのけるに違いない。

つまり、普通に東京でジャムセッションでご一緒できるセッションホスト(特にプロ)の実力って相当なものなのである。

そんな人たちとセッションできるんだから、ありがたい話だね。

ついでに思うのは、チック・コリアやチャールズ・ロイドやカマシ・ワシントンなど、彼らが頭ひとつ抜けているのはなぜか、ということ。

やってることは僕とそんなに変わらない(はず)。コード進行を解釈してアベイラブルスケールを判断して(いちいち意識的にはやってないかもしれないけれど)アドリブを取る。

個々のフレーズも特に人と変わったことをしてるわけじゃない。当たり前のコード進行をありがちなアナライズしてるわけじゃなくて、かなり自由にやってるってのはあるだろうけど。

楽器の技術、耳の正確さとかは鍛えればそこそこ向上する。

でも鍛えたら皆チック・コリアになれるかというとそんなはずはなく。

やっぱりセンスとか頑張ってどうにかなるものじゃない才能があるよね。

当たり前なんだけどね。

あと、時代が変わったと思ったね

昔も深夜にジャズライブとかテレビで放送してたよな、と思い出した。

ナベサダとか松本英彦とかね。

中学生とかの頃かな。ワクワクしながら見た。プロってどうやって演奏してるんだろうって。コンサートやジャズクラブに行けるわけでもなし。テレビじゃなきゃ見られない。

今はYoutubeがある。

プロの演奏がいつでも見れてしまう。

BSプレミアムの方が当然Youtubeより画質も音質も良いんだろうけど、そこまで気にならない。

音楽や映像が金にならない時代だ。クリエイターがこれまでのやり方では稼げなくなってるのだろう。逆に言えば、別の稼ぎ方が出てきたということかもしれないけれど。簡単じゃないよね。

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