上手い人に「どういう練習してるんですか」と聞いても「主にスケールですね」とか言われて、その場は納得してもいざ自分の練習に生かそうと思っても生かせない。そういうもんだ。
「どうやったらそんなに上手くなれるんですか」と聞いても納得いく答えは得られない。
当たり前な気もするね。それが教えられれば立派な教師になれる。
じゃあ金を払って先生に習いに行けばどうやって上手くなったか教えてくれるか?というとそうでもない気がする。昔ピアノを習ったが、そういうことは教えてくれなかった。察するに「言われた通りに練習すればいつかは上手くなれる」。それだけだった気がする。ちゃんと練習してこい。それに尽きる。
そうじゃないのだ。どうやったら効率的に上手くなれるか。それが重要なのだ。大人になったら時間が足りない。子供と同じハノン・ブルグミュラー・ツェルニー・ソナタなどやってられない。それをやっていれば上手くなれることは分かっていても。
練習していてもなかなか上手くなる気がしない。一週間。ダメだ。二週間。少し慣れてくる。でも目に見えて上手くはならない。三週間。四週間。続けてもさほど上手くはならない。
大人になって楽器を習い始めた人が挫折しがちなのは、上達を感じないからである
ポリアンナメソッド「よかった探し」が有効である。意識的にやってないと続けられない。
というわけで
「できるようになったこと」の振り返り
も大事だ。過去を振り返って「そうか2年目はこういう練習をしてこんな感じだったか」「3年目でこうなったか」と反省できる。
ジャズを始めて3年と2ヶ月。
「枯葉」を覚えられた
やっとだよ。2514、7466。7466、2514。これで弾ける。Cでもイケると思う。
いきなり枯葉を覚えようとするのは無謀で意味がない。コードを練習して12キー練習を続けるのが大事。
「All The Things You Are」も覚えられた
「枯葉」ほど楽ではないが、ほぼほぼ覚えた。6251、4、4#からマイナー25、でもメジャーに着地。同じ構造で5度転調。ややこしい曲だがわりとすんなり頭に入った。
「Fly Me To The Moon」も
All The Thingsよりも楽だ。6251、4736、2516、2514。
つまり数字で曲を覚えられる
まあ、予想はしてたけどね。でもここまでくるのに結構苦労したなあ。それに、まだまだだよ。今突然「枯葉」をFで弾け、と言われると、メトロノームに合わせては弾けない。相当ミスタッチするだろう。
「Lullaby Of Birdland」はまだまだ難しい(笑
やっぱ難曲だと思う。展開が速すぎるんだよね。
数テイクでアドリブワンコーラスが録音できるようになった
これも確実に進歩だ。ヨレヨレでまだまだかっこいいジャズピアノとは言えないけどね。少なくとも入り口に立ったと言えるのではないか。
まあ、とにかく、がんばろう。前向きに。