ウォーキングベースを練習して見えてきたこと

取り組んでわかった。一つ目のこと。(全部で二つ)

ウォーキングベースを組むのはアドリブ練習にすごくいい。

ウォーキングベースにはアドリブのエッセンスが入っているのだ。まずルートを始点として、次のルートをターゲットとする。その間を基本4分音符で埋める。埋める基本は5度飛びかアヴェスケかクロマチック(半音階)スケールである。基本通りでもそれなりに組めるが、ちょっとカッコよくしようとすると工夫がいる。4度進行から外れるところでも頭を使う必要がある。

ターゲットノートを3度にしてみたり5度にしてみたり、3度飛びと半音階を混ぜてみたり、シャッフルをたまに入れてみたり、色々工夫してカッコいいラインを考えてみる。この作業はまさしくアドリブ作業そのものである。

小節の最初の音がルートで四分音符縛り。これだけで結構アドリブの訓練になるのだ。しかも楽しいし。

取り組んでわかったこと二つ目。

ウォーキングベース弾きながらのアドリブは無理だわ。メロディが精一杯。

どうしてもピアノソロでウォーキングベースやりたかったら、左手の動きを決めてしまって、覚えて、何も考えずに弾けるようになるまで練習して、初めて右手を乗せることになる。僕には荷がすぎる。上手い人でも左で即興でウォーキングベース組みながらの右手アドリブは難しいのではないかな。だって人間は基本的にマルチタスクじゃないからね。

時折余裕があるときに弾くくらいかな。すごくよいアドリブ練習になるから、練習は続けようと思うけど。餅は餅屋。ベースラインはベースに任せましょう。

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