20年近く押し入れにしまわれていたチタンクッカーで、試しに調理してみようとWebで調べてみた。
(キャンプに行く以前の検討メモ)
チタンの特性として熱伝導性が悪いため、熱が広がらず局所的に高温になる。燃料効率が悪いわけではないらしいが(お湯を沸かすスピードはアルミなど比べても損色ない?)とにかく焦げ付く。炒め物、炊飯、粘性のある料理に向かない。作れるのは汁物程度。という感じ。
チタンクッカーで炊飯しているツワモノもいらっしゃるようだが、新しいチタンクッカー使ったり(熱伝導性を向上とか?)、いろいろコツもありそうで、ちょっと真似ができなそう。
せっかくだから今流行のメスティンを買うか?と色々調べてみた。(参考画像:メスティン )みなさん「買ってよかったメスティン!」「メスティンで作るキャンプ飯最高!」と大絶賛であるが、何がすごいって 白飯が上手く炊ける のだそうだ。なんやそれ。
僕くらいの歳になると白飯1合食おうと思えない。他に食うべきものがある。雑炊、リゾット上等である。白飯およびではないのだ。
まずはスープを作ってみた。試しに米を大さじ1、2杯。全然問題ない。いい感じにとろみがついた。おかゆほど煮込まなかったらリゾットぽくて美味しい。白米をたらふく食べたいわけじゃない。こんなんでいいんだよ。
日を改めて、大さじ4杯ほどの米でやってみたらテキメンである。バッチリ焦げ付いたのだ。正確には焦げたわけではないが、鍋底に米が4、5粒貼り付いて取るのに結構苦労した。大さじ2増やすだけでこうなるのか。生米調理は難しいのかもしれない。あるいは頻繁にかき混ぜればマシなのだろうか。(チーズキノコリゾット)
味は良いが、問題は後片付けだ。
感覚的には安物の薄いステンレスなべと同じである。肉を炒めようと放り込んだら即座に張り付いて焦げつく。ポタージュなどとろみの強い汁物ですらうっかりすると焦げつく。せいぜい片栗粉でとろみをつけるくらいか。何とも不自由である。
あるいは妻が持っているアルミクッカーを借りるか。まだ試していないが炊飯も炒め物もできるらしい。登山するわけでもなし、こっちの方がいいのかもしれない。迷うところである。