ハクキンカイロ(ミニ)について語りたい

当ブログとはほぼ無関係(強いていえば釣りやキャンプカテゴリーか)だけどハクキンカイロ(ミニ)を買ったら大変よかったので書く。

子供らに見せると「ヒカキン?」と読む

他のブログで散々ネタになっているのはネタになりやすいからだろう。どうしても語りたくなってしまう商品だ。

ハクキンカイロを使う前提

うちは冬でも暖房を使わない。頭がぼーっとなるし電気代がかかる。灯油を調達するのは凄く面倒である。東京でマンション住まいだと真冬でも室内は15度を切らない。「寒い寒い」と文句を言いながら厚着と使い捨てカイロで冬を過ごしていた。

ハクキンカイロのことは最近キャンプや登山ブログで知って気になっていた。ランニングコストは使い捨てとそこまで変わらなそうだ。ゴミが出ないのは魅力。ベンジンを入れて火で炙るらしい。うーむ、そこまでするか?と。使い捨てカイロで用は足りる。いまいち踏ん切りがつかなかったところに妻の一言「ゴミが減るなら買ったら?」でポチった。選んだのはミニである。徒歩キャンプの発想「軽い・小さいは正義」が影響した。そこまで小さくはないんだけどね。

使い捨てとハクキンカイロの違い(good)

ハクキンカイロの使い勝手は「使い捨てカイロより平均で5〜10度?暖かい」という印象だ。

例えば布団の中や服の内側ではかなり熱くなる。使い捨てと同じである。熱くなった時は「使い捨てカイロの全力」レベル。ベンジンを化学反応させて快適な熱/暖かい温度を維持していると思うと何だか胸熱である。

その辺に放っておくと冷えるのも使い捨てカイロと同じ。使い捨ては体温以下に冷えて再び温まるのに時間がかかるが、ハクキンカイロは冷えてもある程度は暖かく、元の熱さに復帰するのが速い。とても頼もしい。これだけでも相当なメリットと思う。

ゴミが出ないのは地味に嬉しい。罪悪感がない。やっぱり「使い捨て」って健全じゃないよなあ。まあベンジンは消費してるんだけどね。

数週間に一度、ドラッグストアで使い捨てカイロをまとめ買いするのも結構面倒なものである。ハクキンカイロならベンジン一本で済むし、より長く持つ。

思ってたんと違う(bad)

ベンジンを注ぐのが意外と難しい。純正の容器を使ったら少しあふれる。ならば、とDAISOの化粧水入れを使ってみたがやはり少しあふれる。注ぎ口が小さく脱脂綿がきっちり詰めてあるのでよほどチビチビ注がないとダメなようだ。あまり他のブログでは言及されていないのが不思議だ。僕だけが不器用ということもないだろうに。調理用具や調味料入れに適したものがありそうだから試行錯誤してみようと思う。

ベンジン臭い。考えてみれば当たり前だが、実際に使ってみるとやはり「うーむ」という感じ。でも石油ストーブの臭いに慣れる人なら大丈夫ではないか。慣れの問題である。ダウンジャケットの下からモワッとベンジン臭が鼻を直撃して軽くむせたことがあった。そんな事態を避ければ大丈夫である。

結果的にミニで良かった

まず持続力。ミニは公式18時間、ノーマルは24時間である。ちょっと使ってみた感覚では正しい気もするが「アチアチ状態」が長く続くとそこまでは持たないという話もある。ミニの使い方は夜に火を入れれば朝までホカホカ、朝に火を入れれば夜までホカホカ、ということになる。僕は平日の昼は暖房の効いた執務室で過ごすからカイロ不要。夜だけ使えれば十分だ。土日は20時間以上使うけれど、2回点火すればいい。点火作業は苦にならないどころかむしろ楽しい儀式である。全く問題ない。

ノーマルの使い方は夜に火を入れて翌日の夕方までホカホカ。日中カイロが必要な環境ならノーマルの方が良いだろう。

そして大きさ。ノーマルを持ったことはないのだが、ストラップでミニをぶら下げている分には全く邪魔にならず重いとも思わない。これが少々大きく重くなると邪魔かなあ、という気がする。ストラップで使うならミニサイズがよい。

総合的にミニサイズが大正解と思っている。

その他、コツなど

単にポケットに入れておくだけではつまらない。腹や背中に配置しないと効果半減である。僕は百均のストラップ(上の写真)で吊るしている。紐の長さを調節できるものが良い。当てる位置を微調整できる。背中に回すこともできる。フリース生地は摩擦があるので肩に乗せてもそこそこ安定する。実に暖かい。

不思議と懐かしい気持ちになる道具である。使うのは生まれて初めてだし、そもそもこの商品を知ったのも最近なんだけどね。大正から昭和、平成まで日本の冬を暖めてきた製品である。”ハイカラ”な感じも楽しいのである。

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