久しぶりに本屋に行ってみたら以前より少しジャズ入門書籍が充実してたような気がした。ひょっとしたらコロナ禍で「ジャズピアノ(サックスetc)でも始めてみるか」などと考える人が増えたのかもしれない。ありそうな話だ。マスコミに取り上げられるほどじゃないだろうけど、少しはやる人が増えたのではないか。
手にとってペラペラとめくってみたけどこれ読んでアドリブできるようになるわけじゃないよな、と思ってしまう。人の商売を邪魔するわけじゃないけどね。
例えばジャズピアノ教本。「そんな練習できるくらいならそんな練習しないよ」という感想しか出ない。
難し過ぎるのである。
そんな練習できるくらい(楽器が上手い)なら、そんな練習しない(でもっと自分なりのアドリブ練習する)よ。ということで、人が書いたアドリブフレーズを初心者が一生懸命楽譜から読み取って練習するなど、こんな効率の悪い話はない。何度か書いてるが、楽器初心者がフレーズ練習するのは時間の無駄だ。残念ながら。
結局、アドリブ指南を書いているのは楽器の達人ばかりなのである。仕方がないのだ。アドリブを始めた時期にすでに楽器はプロ級だったのではないか。楽器初心者かつアドリブ初心者がアドリブ練習について語った方がマシなんじゃないか、などと思ったのが、結局このブログを始めたきっかけだったな、と思い出したのである。