今回は趣向を変えてYOASOBIの「夜に駆ける」を耳コピしてみた。趣向変え過ぎか。きっかけはこの曲が”Just the two of us”と同じ進行を使っている、と知ったこと。「なるほど」と探りながら音を取ってると子供が喜んで「そのまま一曲仕上げたらどうか」と言ってきた。それならば、と一曲弾き通した次第である。
Just the two of us (以下 “Jttou”)進行以外のコード進行を聞き取るのに3、4日。メロディを全て落とすのに3週間ほどかかった。残りの1週間でゆっくりのメトロノームに合わせて指を訓練した。どうせ何度弾いてもノーミスにならないのでファーストテイクのみ。ミスがあるのは僕の力量では諦めるしかない。数時間で耳コピからアレンジまでできてしかも超絶技巧の人もいるそうだ。何を思っても仕方のない話である。
決まった通りにメトロノームに合わせて弾く練習は結構苦痛だった。ジャズの練習では基本こんなことはやらない。クラシックを一曲仕上げる大変さを思い知った。同時に「やってられねー」とも思う。ジャズには”ミス”という概念はないのだ!
もう一つ。ボカロ系J-POP耳コピしてジャズの勉強に役立ったか?というと正直ビミョー。元がJttou進行だとしても使っているコードはパワーコード(1度、5度)が基本。音階はほとんどがCのマイナーペンタ。遊びの余地がない。マシンと化して鍵盤を叩くのみ。筋トレにはなったと思う。Jazzとは関係ないが、子供たちに受ける曲が身についたこと。これは間違いなく大きな財産であった。