カメラで撮影するのは昔から好きだったのだが、写真を撮っても使い道がなくて困っていた。大した写真じゃないが、撮ったそばから捨てるのも大変虚しいことだ。パラパラ写真動画は大量に写真を消費できる。一枚3秒のパラパラ動画だと3分で60枚捌けるわけだ。捗ってよいのである。
カメラを趣味にしている人のブログなどを読むと、外出一回で数百枚撮影する人もいるらしい。大したものである。僕の場合は頑張って5、60枚だ。いつもの池袋や新宿に散歩するだけだと2、30枚がいいところ。
写真家の森山大道氏が「量のない質はありえない」と言っている。どんどん撮影しなければよい写真など撮れない、という意味で、ごもっともである。
パラパラ動画のために、週に一曲のペースでDTMで曲を作っている。無理に自己に課題を押し付けると惰性に流れたり、機械的に対応したりで、そうなるといくら多作でもしょうがないと思う。毎回少しでも、何かしらの学びがなければ、いくら量を積み重ねたところで質の良いものは作れない。
幸い、今のところ毎回楽しく作曲できている。さすがにちょっと疲れてきたかな、という気もするけど、勉強になるのは間違いない。この調子で曲を作りたい。128のコード進行を全て使って、週に一度作曲するとして、2年以上かかる。2年間、機械的作業に陥らずに、楽しみ学習しながら作曲できるか、長い課題となる。