ジャズピアノ先輩たちは最初の曲から技術が安定している。僕は2曲目以降(下手をすれば3曲目以降)でようやく指が動くようになる。やっぱり下手なんだなあと思っていたが、最近少し理由が分かってきた。ちゃんと日々練習すれば、一曲目から安定して弾けるようになるはずだ。
ちゃんと練習するとはどういうことか。
それはゆっくり弾くことである。
上はサックスの例だけどピアノも同じだ。とにかくゆっくり確実に弾くこと。
楽器を習ったことのある人なら常識だ。先生についてると「ちゃんと=ゆっくり」練習してないことがバレるんだよね。
「どのくらい練習できてます?」
「毎日20分は練習してるんですけどね」
「ゆっくり練習しないとダメですよ/逆に時間の無駄ですよ/とにかくゆっくり正確に弾くことを心がけて下さい/速く弾かないで下さいetc.」
独学だとうっかり気持ちよく何ヶ月か弾き散らかしてしまい、結果なかなか上達しない可能性がある。独学の一番のデメリットかな。
逆に独学してるなら自分の技術が向上しているかどうか油断なくチェックするのが大事ということ。
僕はこの2週間ほど、最初のアルペジオだけ気をつけてゆっくり弾いている。数分ほど練習時間は長くなるが、時間対効果は高い。というより、無駄に弾き散らかす方が時間の無駄だ。その後は時間の都合があるからあまりゆっくりはできないけど、それでも丁寧に弾こうと心がけている。丁寧にゆっくり。これが大事なのだ。