フラジオとかオーバートーンとかアルティッシモとか言われる。特殊な運指で出すサックスの高音である。
例えばこの方。テナーで4オクターブ吹く。通常の運指では2オクターブ+増5度までだ。(Youtubeリンクは該当箇所に早送り済み)
凄いね。
ファンクやノリノリブルースのサビのところで、オーバートーンをかましたらカッコよかろう。デイヴィット・サンボーンとかトム・スコットとかね。(サンボーンさんは有名なのでトム・スコットさんをご紹介。ってこのムービーはアルト吹いてるな)
しかし初心者が練習していいものか?
「こういうのはね。基礎ができれば自然にできるもんだよ。基礎ができてないのにフラジオにチャレンジしても時間の無駄。それよりロングトーンを練習すべきだね。無理に練習すると変な癖がついて却ってマズイよ」
くわ!!出たな正論主張するマン!
でもロングトーンの練習って詰まらないんだよね。
というヘタレな理由もあるけれど、初心者がオーバートーンを練習するのは意外とアリと思っている。
力強い賛同者がこちら。(この人、初心者向けのアドバイスとは言ってないけど)
なぜって、オーバートーンが出ないということは、アンブシュアとか息とか口の形が間違ってるってことだからね。
(このムービー、9:15あたりからすごく大事なことを言っている。「オーバートーンを出そうと、マウスピースを強く噛んだり、喉を絞ったり、顎を動かしたりするのは練習になってないだけじゃなくて、悪い癖をつけてるだけだ」。うむ。これは心しないといけない)
オーバートーンの練習を通じてアンブシュアを正したり、ロングトーンを練習するのは実は正しい道なんじゃないかと思っている。