アドリブの有効な練習の一つは「歌ってみる」こと。ピアノなら弾き語り。理想的にはスキャット歌いながら弾くとか。キース(ジャ)、オスカー(ピ)、バド(パ)、セロニアス(モ)あたりも唸りながら弾いてるよね。
ちょっと脱線。iRealProの練習は今の所定着している模様。アドリブの練習にはならないけど(気合が入らないよね)コードに反応してアヴェスケを弾く練習にはなる。ついでにロスト対策にもなるね。話を戻す。
ジャズヴォーカルと聞いて僕が思いつくのは、ビリー・ホリディ、エラ・フィツジェラルド、サラ・ヴォーン、ヘレン・メリル、アニタ・オディ、カーメン・マクレエ辺りかな。女性ヴォーカルばかりだ。男性ボーカルではビリー・エクスタイン。ヘレン・メリルとのデュエットのLPを買ったんだよな。中学生か高校生の頃だ。
このLPは確か日本のジャズ評論家児山紀芳氏がプロデュース(?)したはず。と思ってググってみたけど特に出てこない。本で読んだんだっけ。いいアルバムだ。LPから落としたMP3が僕のMacに入ってる。思い出込みの財産だ。
それからメル・トーメ。
ジョージ・シアリングとの組み合わせは最高だ。高級クラブでハッピーにくつろいでる気分だ。
やっぱりメル・トーメの声は好きだ。
声が好きかそうでもないか。極めて主観的だけど大きな問題だ。ビリー・ホリディとかね。大御所だし、ビリー・ホリディ好きじゃない?エアプか?みたいな空気もあるけれど、やっぱり僕は声が好きじゃない。人によってはあの声がチャーミングに聴こえるらしい。声が好きじゃない時点で気楽には聴けない。「さあ!聴こうか!」という気合が必要になる。他の大物女性ボーカルも、僕にはいまいち「好きな声だ」とは思えない。残念ながら。
でも、最近好きな声の女性ボーカリストを発見したのだ。
それはノラ・ジョーンズ。今さら?はい、そうですね。昔話題になったことは知っていた。ちゃんと聴いたのは最近だ。
この人、ジャケット写真はすごくチャーミングに写っている。お目目ぱっちり、フォトジェニックな美人だ。
実際に動いているのを見るとその辺のちょっとだけ美人なおねーちゃんである。とても親しみが持てる
声もさっぱりしているというかざっくばらんというかね。あざとくないハスキーさがいい。聴いてて心地よく眠れる。ほんと貴重だ。メルトーメがいくら好きな声といっても、オッサンの声が耳元に流れている状況では心地よく眠れないからね。