思考実験。
ひたすら独学で正しいピアノ練習を続けるとしよう。例えばハノンやってツェルニーやって適切なレベルの曲に取り組んで・・・。
果たして上手くなるだろうか。
まあ、ならないよね。
独学の問題がここにある
独りで練習してたら疑問わいてくる。
「本当にこの練習でいいのか?」と。
この疑問が出たらアウトだ。
上達する手応えはないし。試行錯誤しても上達はしない。結局は投げ出すことになる。
先生につけば大丈夫(多分)
迷っても先生についていけば、そして先生と相性が合えば、そこそこ進歩する。
迷ったら先生に相談すればいい。続けるモチベーションにもなる。先生と相性が合えば。
じゃあ、独学には未来はないのか?上達は難しいのか?
考えてみよう。
なぜ、先生につくと上達が早いのか。
それは、フィードバックがあるからだ。
「上手くなりましたね。次に行きましょう」(やったぜ)「最近停滞してますね。練習してますか?」(仕事が忙しくて・・・むにゃむにゃ)「困ってるところはありますか?」「どうもこの箇所、指が動かなくて」とかとか。
独学ではダメか?と言うとそうでもない。
要するにフィードバックがあればいいのだ。
人前で演奏すればいいのである。
あからさまに無視されたらダメだが、そうでもなければフィードバックを感じることができるのだ。
何より、人前で弾く緊張感。そして「俺は人前で弾いたわけだが、どうだったか?」というシビアな反省。
人前で演奏するだけで、かなりの情報が得られるのだ。
コロナの時代
しかし今はコロナの時代だ。
人前で演奏する機会すら激減するだろう。
そこでYoutubeである。自分の演奏を録音してアップロードしてみる。誰も聴いてくれないから自分で聴いてみる。
これもまたフィードバックだ。
他人のフィードバックの方が良いのは当たり前だけどないよりはまし。いや、結構有効なのである。
今は楽譜を演奏しているが、いつかはジャズのソロピアノを演奏してみたいと思っている。