(先日キャンプ動画を投稿した。その3、4週間前に書いたものである)
基本的にはインドア派である。だらだらとピアノを弾いたり読書したりWebしたりで1日が過ぎるタイプだ。気分転換に外出するとしても新宿か池袋でウィンドウショッピングして、チェーンのコーヒーショップ。十分気分転換になる。旅行は嫌いではないが金がかかる。それよりも家でピアノの練習や筋トレをして料理を作る日常が大事だ。
ピアノを毎日練習する習慣がある。練習しないと気持ち悪いのだ。腕立て伏せなら人目がない場所でできるけど、ピアノ練習はそうもいかない。旅行を思い留まる地味な一因である。
でもコロナ禍で家にこもって釣りYoutubeやキャンプ、サバイバル動画を眺めるうちに「俺もちょっとやってみるか」という気になってしまった。妻が山好きだったので若い頃に付き合いで登山をしたことがあった。その時の道具が残っているはずだ。
昔妻に付き合って行った登山の記憶はあまり楽しいものではなかった。山を登りながら「何を好き好んで」「よくもまあ」「なんでわざわざ」という感想がぐるぐると回ったものである。テント泊は楽しかったが、その他諸々に価値を見出せなかった。でも釣りキャンプなら長時間歩くことも山道を登ることもない。
寝袋はある。泊まりの仕事で使った。終電がない時間まで待機、そのまま寝袋である。しょーもない仕事だった。探してみるとアルミとチタンのコッヘルが出てきた。寝袋の下にひくシートもあった。テントもあったはずだと探してみたが見当たらない。僕も妻も捨てた記憶はないのだが確かにここ20年ほどテントを見た記憶はない。便宜的に「消えてなくなった」と理解した。仕方がない。Mont-bellのクロノスドーム1型を新たに購入した。ガチ登山用(高価だ)ではなく比較的軽くて安いやつである。
迷ったのが今流行?の「メスティン」である。四角いアルミ飯盒で米が美味く炊けるらしい。僕がよく見るYoutubeにも出てくる。山道具にしてはそれほど高いものでもない。コッヘルはもう持ってるがメスティンも欲しいと思えた。炊き立ての飯と魚(あるいは肉)をハフハフと頬張るYoutubeを見て気がついた。こんなに白飯食わないよ。と。白飯食べられるくらいなら野菜かタンパク質を取らねば。歳をとってくるとたらふく白飯を食べられない。気のせいではすまないレベルで体に悪影響が出る。例えば疲れやすくなるとか。白飯を炊くことはあるまい。せいぜい米入りのスープである。メスティンは僕には不要。丸いコッヘルで十分だ。
他にイワタニのジュニアバーナーを購入した。シンプルな構造だが意外とずっしりして頼もしい。(続く)