iRealProのこと
ドラムとベースのバッキングだけで練習している。ベースの音が少し聞き分けられるようになった。「あれ?!聞き取れるぞ!!」という感覚である。嬉しい。今まで低音を聞き取るのは苦手だったのだ。耳を鍛えるアプリ(音当てアプリ)で会社の行き帰りに訓練しているのが効いてきたのかもしれない。
iRealProのベースはすごく親切というか王道で、コードの変わり目最初の1音が必ずルートか5度である(2小節続く場合は知らない)。セッションでも親切なベース担当は同じ弾き方をしてくれる。改めてiRealProはセッションの練習として実践的だと感じた。流石にiRealProのバッキングベースやドラムとインタラクトすることなんかできないけれど(当たり前)、テンポをキープしたり曲の流れをベースから聞き取る練習には十分だ。セッションで演奏している気分で練習することができる。
ベートーベンのこと
生誕250年。NHKで時折特集番組をやっている。何気なく聴いても本当にベートーベンって凄い作曲家だと思う。コッテリ濃厚ド直球。聴いてて疲れたり暑苦しかったりもするけれど、気分がハマった時の感動たるや。涙が浮かびそうになる。
ピアノ曲についていえば前期・中期は古典的なイディオムで構成されているのが、後期になるとまさにモノクロのオーケストラという感じ。全体像を把握仕切れないほど壮大で、一体この人には何が見えていたのだ?と驚き呆れる。
ピアノ曲で天才といえばピアノ弾きが満場一致するのがショパンである(異論は認めない)。作品のほぼ全てが傑作。ピアノ表現も完成されている。正直、ショパンと比べるとリストは雑魚である。一体ショパンの頭もどうなっているのか。才能というのは恐ろしい。ジャズもまた然り。パーカー、マイルズ、コルトレーン、スタンゲッツ、キース、ハービー、モンク・・・彼らを超える人は今後もまず出ないんじゃないだろうか(異論は認める)。自分でピアノを弾いていると自分が天才でないことはよく分かる。知ってた。別にがっかりもしない。天才の天才である所以が分かってくる。これはなかなか嬉しいのである。