恥なしに上達なし

Youtubeに自分の演奏をアップするのは正直言って恥ずかしい。我ながら下手くそだなあと思う。再生回数が見事に伸びないのもはっきり言って屈辱的である(いやマジ)。クリックしてはみたものの聴くに耐えずにさっさと閉じてしまった人が多いことを示している。残酷な数字である。

でもまあ、仕方ないね。プロが演奏した動画ですら伸びないんだもの。超一流ミュージシャンのライブのアクセス数をゲーム実況動画に比べたら何百、何千分の1である。そもそも音楽動画はアクセスが伸びないのだ。

と、動画をuploadする度に自らを慰めるわけだが、屈辱的なだけでなんの意味もないかというとそんなことは全然ない。やっぱり少しずつ上手くなってきてることは自分でも分かる。本当に少しずつだけどね。5年もやれば結構上手くなってるはず(自分比)と確信もしている。

実際のところ、セッションで恥をかくよりも、Youtubeの方が楽である。それに自分で客観的に演奏を聴けるというメリットもある。自分の技術と自分がやりたいことの折り合いをつけるには、自分の演奏を聴いてみるのがよい。やって絶対に損はない。

逆に言えば「恥ずかしくない演奏ができるようになってから人前で弾こう」と思っていると一生人前で演奏できないし、上手くなることもない。それどころか近いうちに音楽を辞めてしまうことになるだろう。恥を恐れていては、楽器に習熟することはできないのである。

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