ゴールドベルグ変奏曲 第一変奏

Bachの曲の中で最も好きな曲集の一つ。いや、クラシック全体でも最も好きである。録音ではグールドの後期の演奏に止めを刺す。

不眠症の貴族のために作ったとか演奏されたとかいう逸話があるくらいで、のんびりと弾けばまったり心地よい曲である。確かに昼寝のBGMにちょうど良い。

ところがグールドの演奏は圧が強い。そして美しい。眠気など吹っ飛ぶ。これがゴールドベルグ変奏曲か?と思う。偉大なクラシックプレーヤーは、楽譜に正確に弾きながらも、全く別の世界観を構築することができるのだ。これぞクラシックの醍醐味である。

難曲とされているが、各々の変奏は短い。徐々に演奏すれば全てを弾けるような気がしている。ミスタッチは割り切ろう。少なくとも楽譜を見ずに、全曲弾けるようになりたい。

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