先日、家電ショップのピアノ売り場で試しに弾いてみた。
思った通り、指がもつれてまともに弾けない。10秒ももたずに退散である。
いくらでも言い訳はある。ちゃんと座らないで中腰で弾いた。集中できる環境じゃない。焦っていた等々。
とにかく弾けるマインドセットではなかった、というのが結論。
だったら、どうすればどこでも弾けるマインドセットを得られるか。
「弾けるマインドセット」は色々言い換えられる。
- ゾーンに入る
- 自信を持つ
- 気持ちよく弾く
- 集中する
テレビでピアニストを見ると、目を閉じてうっとりしたり、これはたまらん、といった陶酔した顔をしたりしている。あれはゾーンに入った結果であったり、ゾーンに入るための演技だったり、だと思う。演技といってもディスってるわけじゃない。ノリノリで弾いてるぞ!という演技はとても大事である。演奏の一環である。
どうやってそのようなモードに入れるのだろうか。
やっぱり練習だよね。ははは。よき練習。
これまで、ゆっくり、とにかくゆっくり正確に弾くことが大事。と繰り返し書いてきた。もう一つ良い方法を思いついた。それは・・・
目を閉じて練習する!
大人からピアノを始めてるのに、わざわざハンデをつけるというか、眼を閉じて弾くことはないだろうと思ったら大きな勘違い。眼を閉じて弾くことで音と指使いに集中できる。これが実に大きい。
そしてゆっくり練習せざるを得ない。「うっかり雑に練習」できない。これも大きい。
あと、例えばラグタイムみたいに左手が大きくジャンプする箇所。こんなの目瞑ってたら弾けないだろうと思っていたら意外と何とかなることも分かった。
意外と、かなりのメリットがある練習法だと感じた。練習が雑になりがちだという方、ぜひお試しください。