Garagenbandに挫折したときの話

GaragebandはMacに付いてくるフリーのDTMアプリである。

無料だし使ってみよう。Jazzの勉強に使えるだろうか、と数年前?に一度取り組んだ。明確なゴールがあったわけではない。何となくドラムの素材を探して貼り付け、ベースラインを打ち込んで、ピアノを乗せてみたのだが、作りながら「だったらiReal Proでええやん」とモチベーションがどんどん 下がったのを覚えている。

ドラムのよい素材がない。ベースを打ち込むのが面倒くさい。ピアノもうまく乗せられない(これはiReal Proも同じ)。何をするにもとにかく時間がかかる。iReal Proがすでにある。使う意味がない。結局すぐにGaragebandはアンインストールした。

数年後。

Spotifyを聞いていて、睡眠導入にLofiナントカを聞くようになった。単調なリズムとコードの繰り返し。物憂げなメロディ。眠るのに最適だ。

繰り返し聞いて、ふと「これなら、オレにも作れるんじゃないか」と思ったのである。サウンドや雰囲気、リズムはいろいろあるが、要するに「単調なリズムとコードを低い解像度の音で反復させる」だけじゃないか?Garagebandを再インストールして、Youtubeを2,3本見たら、あっさり8小節くらいの曲ができた。

数十秒の断片である。大した作品じゃない。でも楽しく、短時間で完成したのは大きい。しばらくGaragebandで遊んでみようと思えたのである。

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