久しぶりのカメラ検討

ちょっとしたきっかけで、GR IIIxの他にもう一つカメラがあってもいいかと思いたち、購入を検討してみた。

予算は頑張って10万である。5、6年前はまだまだ5、6万の予算でエントリーカメラがあった記憶だが、最近はそのレンジの新商品はほぼ存在しないようだ。スマホに駆逐されてしまったのだ。

10万弱の価格帯もほぼ消えている。あっさり予算オーバーである。

始まりの価格帯は12万〜15万。APSサイズのボディに標準レンズがついてこの値段だ。

どうやらコロナ禍に入ってから全体的に価格が上がっている。

フルサイズのボディもこの価格帯から始まる。しかし、レンズと組み合わせると軽く20万に届くので無視だ。

マイクロフォーサーズならAPSよりも高機能なボディとレンズが手に入るものの、センサーサイズを考えると割安感はなく、むしろ高く感じてしまう。センサーサイズが小さいからといって値下げにも限度はあるよな、と頭では分かっているのだが。

予算を15万(金銭感覚はあっさりと狂う)として中古に目を向けるとどうやら”m3/4″(マイクロフォーサーズ)が視野に入ってくる。他と比べて型落ちが安いのだ。

m3/4ユーザは口を揃えて「暗所で速いシャッタースピードを使うのでなければセンサーサイズのデメリットは見えない」と言う。それにレンズが安い。10万未満でいわゆる”神レンズ”が手に入る。数年に一度、無理なく理性的に”神レンズ”が買えることになる。

m3/4という規格がいつまで続くのか、という問いを脇に置けば(※)意外といい選択肢じゃないか。買って支えよう、m3/4規格とOMDS。

しかし高いよな。と思いながら、散歩がてら実機を見に行った。m3/4機は予想していたよりコンパクトで、予想通り重かった。レンズを合わせると1kg弱か。500mlペットボトル2本分だが、首や肩にぶら下げるし、硬くゴツゴツしているので、実際に持ち歩くとかなり邪魔なのである(経験済み)。

そして「ちょっとした散歩がてら池袋・新宿・神田・大手町散歩に持ち出すカメラじゃねーな」と理解してしまった。

いい写真をたくさん撮るぞ!と気合を入れて出かけ、絶景スポットでいろんなアングルで、いろんな画角で撮影するための機材である。

何気に散歩に出て適当に街角スナップを撮影する僕の用途には合わない。

じゃあ、気合を入れて新たにカメラを買って、それをきっかけに日帰り旅行に行こうか!ともならないだろうな・・・。そんな金はないし手近な場所で行きたいところもない・・・。

色々考えてみると、やはりGR IIIxは本当に僕にぴったりのカメラだなあと改めて思ったのである。買い足すとすればGR IIIか。変な選択肢なようだが、意外と正解かもしれないと疑う。でも今はやたら高いから様子見するのだが、一旦値上がりするとなかなか値下がりしないような気はしている。何より先ぼそり確定のカメラ業界、適正価格で販売してしっかり儲けてもらわないと困る。値下げばかりを期待するわけにもいくまい。

※ そこを重視するとSonyかCannonの2択というつまらない選択肢になるし、仮に最悪の最悪万が一”m3/4″規格が危なくなったとしても中古は当面流通するだろう

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